手に職を持ちたいからIT業界へ転職したい。
でも、30代からITエンジニアに転職できるのかな?
本記事では、こういった疑問に答えていきたいと思います。
私は、もともとパチンコ業界のメーカーの会社で働いていて、
あるきっかけで、「今の会社のままでいいのかな?」と疑問に思い、
未経験でITエンジニアとして、IT業界へ転職してきました。
先に結論を言っちゃうと、
30代からでもITエンジニアとして転職は可能です。
実際にITエンジニアに転職して、業界に入るまでよく知らなかったことお伝えしたいと思います。
これからITエンジニアへ転職しようと考えている人に、少しでもお役に立てたら嬉しいです。
ITエンジニアの仕事
IT業界は昔からイメージが悪かったりします。
私が体験した実際の現場について、どんな感じなのか説明したいと思います。
どんなジャンルがあるのか
- システムエンジニア
- インフラエンジニア
- 営業
大きく分けてこの3つです。
システムエンジニア
システムエンジニアは、システム(アプリ)開発において、提案〜設計〜開発〜テスト〜リリース〜保守までの一連の流れを行うエンジニアです。「SE(エスイー)」と略して呼ばれております。
システム開発の工程については、こんな感じです。
- 提案:クライアント(お客さん)の要件を確認して、どのようなシステムを作るかを決める
- 設計:システムを作成するための「設計書」を作成します。
- 開発:「設計書」を元にプログラミング(コーディング)を行い、システムを作成します。
- テスト:作成されたシステムが、「設計書通りに動くか」をテストします。
- リリース:完成したシステムをクライアントが使えるように、設定します。
- 保守:クライアントからの問い合わせや、発生したバグの対応(改修)を行います。
と、僕は思ってました笑
プログラミング(開発)だけをガリガリやるのは、細かく言うと「プログラマー(PG)」と呼ばれている人たちです。
システムエンジニアが作成した設計書を元にプログラミング(コーディング)を専門とする人がプログラマーと呼ばれます。
システム開発を行うチームには役割があります。(ざっくりですが)
- プロジェクトマネージャー(PM):案件の全体の管理を行います。
- プロジェクトリーダー(PL):スケジュール管理やクライアントとのやり取りを行います。
- システムエンジニア(SE):PLと一緒に設計〜リリースを行います。
- プログラマー(PG):開発〜テストを行います。
- テスター:テストを行います。
システムエンジニアでも、実際に作業するのは「開発」だけだったり、「テスト」だけだったりと、参加する案件によって、作業する内容が限定されたりします。
あとで説明しますが、SES系の会社の場合、案件を頂いた現場へ訪問し、そこで作業を行います。
案件によっては、
- 提案〜設計まで完了していて、開発だけの作業
- 開発まで終わってるので、テストや発見されたバグの修正
- リリースされたシステムの保守対応
だったりします。
インフラエンジニア
インフラエンジニアは、サーバー構築やネットワーク構築、クライアント端末の設定をを行います。
インフラエンジニアの作業は、システムの監視や安全を管理することです。
クライアントが稼働している時間に作業できないことがあるので、月に1回ほど夜勤で監視作業があります。
システムエンジニアのようにプログラミングすることはないですが、要件〜設計に携わったりします。
ジャンルに合わせた言語を勉強しよう
プログラム言語で調べると、本当にいっぱいありますよね。
と、未経験だった僕は何すればいいのか、全然わかりませんでした笑
ちなみに、僕はどれがいいかわからなかったので、知ってるとこで「Java」を勉強してました。
自分のやりたいジャンルによって、使うプログラム言語が違ってきます。
どのジャンルに進みたいか考えて、そこに必要なプログラム言語を勉強するのが一番いいと思います。
ただ、30代で就職する場合、20代の頃より選択できる会社が少なくなってます。
「やりたいジャンル」と「入る会社のジャンル」
ちゃんと確認しておかないと、勉強したプログラム言語を全く使わないってこともあるので、気をつけてください。
Web系の主な言語5つ
- Java
- Php
- Ruby
- Python
- Perl
Web系とは、転職サイトやスクール系の予約サイトなど、Webサイトを作成します。
主な言語とは別に、HTMLやCSS、JavaScriptの知識も合わせて必要になります。
ゲーム系の主な言語5つ
- C++
- C#
- Swift
- Ruby
- Lua
人気のあるジャンルです。
僕は、もともとゲーム開発をしたくて、プログラマーになろうと思ってました笑
ゲーム開発に特化したで開発ツールとして「Unity」などがあり、WindowsやMacに対応しているので、C#が人気になってきているみたいです。
業務系の主な言語4つ
- Java
- VB
- C#
- JavaScript
業務系とは、経理システム、基幹システム、在庫管理システム、ECサイトなど。
企業の業務専用だったり、パッケージ製品のことになります。
ちなみに、僕がメインでやっているジャンルが「業務系」になります。
どうやって勉強するのか
どのプログラム言語を勉強しようと決まったら、次に悩むことだと思います。
独学でもある程度は勉強できます。
でも、やっぱりわかりやすいのは、質問できるメンターがいるオンラインスクールだと思います。
なぜかというと、質問できる人がいるのといないのでは、だいぶ精神的に違います。
一人で勉強していると、わからないことにぶつかると挫折する人が多いからです。
ただ、まだITエンジニアになるか悩んでる段階で、オンラインスクールにお金をかけるのに抵抗がある場合は、僕が行っていた勉強方法でもいいと思います。
そのやり方について、説明したいと思います。
転職前に行った勉強方法
私が実際に行った勉強方法は、下記の3つです。
- 初心者向けのプログラム言語の参考書を購入し、読むだけではなく実際にプログラミングする。
- YouTubeで勉強動画を発信している人がいるので、見ながら実際にプログラミングする。
- エラーが出てしまったことは、ググって調べる
プログラミングの勉強で一番大事なことは、実際にプログラミングしてみるということです。
「写経」と言われるやり方ですが、サンプルとなるプログラムを真似して作ってみるのもいいと思います。
最初は書いていることがわからないと思いますが、実際に手を動かすことが大事です。
さらにいうと、参考書通りに作成、もしくは写経で作成せいたプログラムを自分なりにアレンジしてみると理解度がさらにアップしてくので、ぜひやってみてください。
そして、わからないことが出てきたら、ググってみてください。
ネット上には、いろんな人がすでにやりたいことのサンプルコードを公開していたりするので、大体のことはネットで見つけることができます。
サンプルコードは、あくまでサンプルなので、それを自分の作っているプログラムに入れ込むことで、さらなる理解度アップに繋がりました。
就職する会社によっては、未経験者を募集しているので、勉強期間を設けているところもあります。
ただ、注意して頂きたいのが、会社での勉強は「学校の授業」ではないということです。
1から10まで全て教えてくれるわけではありません。
基本的には、独学と同じで、「プログラムを写経する」「わからないことを調べる」です。
調べてもわからないことがあったら、先輩社員や講師の方に「わからない部分を質問」です。
僕が、システムエンジニアとして働きながら大事だなと思うことは、もちろんプログラム言語の書き方は大前提で必要なことなのですが、
「わからないことを調べて解決できるようになる」
と、いうことがとても大事だと思います。
長年システムエンジニアでやっている人も、プログラミングする時に全て覚えているわけではないです。
わからない時に、質問することに慣れるのではなく、
「わからないことが出てきたら、ググって解決できるようになる」
ということを目標に、勉強していくと、どの言語でもある程度こなせるようになると思います。
IT会社の種類
転職サイトで、IT会社を調べていた時に出てくると思います
自社開発と、SES系の会社では、働く現場の違いがあります。
それを簡単に説明していきたいと思います。
SES系
SESは、システム・エンジニア・サービスのことです。
常駐で、システムエンジニアとしての技術支援をする会社です。
自分の会社の正社員ですが、現場に関しては、案件ごとの面談があって、案件が行われている現場に常駐してシステムエンジニアとしての仕事を行います。
私が所属している会社は、こちらの形態になります。
短期から長期で案件が分かれており、色々な現場を経験することができます。
「手に職を持ちたい」と思う場合は、この形態だといろいろな人と関わることができるので、まさにピッタリの働き方になるかと思います。
新しい現場に移動するたびに、現場ごとのやり方があるので、覚えることがあり、大変ではあります。
自社開発
まさに自社で何か開発を行っている会社のことです。
SES系と違って、案件ごとに移動することがないため(会社の規模で転勤はあるかもしれません)、腰を据えてやっていきたい場合は、いいかもしれません。
自社開発の場合は、自社のシステムエンジニアが開発する場合もありますが、開発の部分だけ、SES系の会社に外部委託するところもあります。
IT業界へ転職するのに最適な転職サイト3つ
いろいろと解説してきましたが、まずはどのような会社があるか一度見てみると行動しやすくなるかと思います。
急ぎすぎてちゃんと調べずに転職してしまうと失敗してしまう可能性が高くなってしまいまし、30代からの転職だと、次に転職しようと思ってもさらに条件が厳しくなってしまいます。
僕も転職しようと思ってから、実際に転職するまでに1年くらいかけました。
まずは、転職サイトでどんな会社があって、どんな人を募集しているかの条件を調べて意識することは大事です。
各転職サイトごとにしか募集を出していない会社もありますので、転職サイトは2〜3個見ておくことをお勧めします。
どの転職サイトが一番いいのかは、よくわかりませんが、僕が実際に使っていた転職サイトはこの3つです。
他にも転職サイトはありますので、本気で転職しようと思っている場合は、色々な情報を集めるようにして見てください。
まとめ
30代から転職して、ITエンジニアになることについて長々と書いてしまいましたが、読んで下さいましてありがとうございます。
30代から未経験でのITエンジニアへ、転職は可能です。
ただ、説明したようにITエンジニアにもジャンルがいろいろとあり、会社にも働き方の形態が違っていたりします。
30代での転職は、すごく悩んで考えていると思います。
失敗しないためにも、ITエンジニアについての情報や、面談を受ける会社についての情報は、時間のあるときにしっかりと調べて、しっかりと選択して下さい。
この記事が、読んでくださった方のお役に立ててることを祈ってます。